Eternity

何処か片隅で、僕の大事なものが隠れたよ。

でも僕は気付かないよ。
その場所とは正反対の方向を向いているから。

だけどね、ちょびっとね、振り返ってしまったんだ。
そしてね、大事なものが無くなった事に気付いたんだ。

途端に。不安になって、焦って、怖くなって、慌てて、泣き出してしまったんだ。


―体全身デ喪失ノ畏怖ヲ感ジナガラ、僕ハ、考エタ―


どうしてなんだろう。
失った事実を知らない間は、あんなにも笑っていられたのに。

どうしてなんだろう。
失った事実を知ってしまったら、どうしてこんなに泣くのだろう。

どちらにしても変わらない事実はそこにあるのに、
今までは僕の意識の中に確かに存在していたんだよ。


―まるで、蓋を開けてしまえば事実が決まる、シュレディンガーの猫の様に―





敬愛なるルーカスへ
踏ん張るドジっ子姉ちゃんを見守ってて下さい。月並みだけど、いつまでも大好きだからね。


2004年9月1日


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